私の日記

私の日記(wata94’s diary)

きくとみるとは

 今晩は。ご訪問感謝します。
 今日は春の陽気でした。
 夜も過ごしやすいです。
 朝は寝過ごしかけました。
 
 ---武者修行のつづき
 わたしはだんだん気持ちがふさいできました。
 わからないことだらけなのです。
 きふじん「どうした。せっかく粘ったのじゃ。ここの作業をためしにしてみるか」
 わたしは急に元気がでかけました。
 かま「本当でござりますか」
 きふじん「本当じゃとも」
 貴婦人は道場生になにやら合図をしました。
 道場生「これに目を通してみよ」
 わたしはなにかの紙をわたされました。
 かま「わたしにわたされるのですか」
 道場生「そなたにわたすのじゃ」
 きふじん「わたされたらすなおにしておけばよいのじゃ」
 かま「わたしがこれをどうするのでございますか」
 きふじん「そのようなことは自分で考えろ」
 わたしはわたされたものがなになのかわからずこまってしまいました。
 美しい娘「はははは。そのようなこともわからぬのか」
 わたしはむっとしましたがわからないものはわからないのでした。
 助だち「ここはがまんしてきいたほうがよいかと」
 かま「きくは一時の恥といいますからな」
 貴婦人は満足そうに高笑いをしながら言いました。
 きふじん「みるがいい。きくとみるとは大違いじゃとて」
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 余談
 他人にものを聞きに行くときはどのような心理がはたらいているのでしょうか。
 受け入れて欲しいのかそれとも受け入れさせたいのか。
 聞きにこられたものはどのような態度でのぞめばよいのでしょうか。
 受け入れたものかそれとも受け入れさせたほうがよいのか。