私の日記

私の日記(wata94’s diary)

さくらのこころ

 今晩は。ご訪問有難う御座います。
 時とともにまわりのものが見えるようになりますか。
 
 今夜もある妄想家の話をいたしましょう。
 ---妄想日記
 ○月×日
 今日川に行ったら土手のさくらを見物客が見にあつまっていた.
 客たちはさくらを見に来たわけだが
 さくらもまた客を値踏みしていることには気づいていないようだ.
 わたしにはわかった.
 
 苗木のころから見てきたのだからわからないはずがない.
 さくらを見にきた客たちはさくらを見にきた自分に酔いしれている.
 さくらならなんでもよいかのようだ.
 さくらをまるごと手に入れることはできないとおもっているのだろう.
 
 そんなことはない.
 わたしにはとうとうわかった.
 さくらは毎年花を咲かせるために一所懸命に生きてきたから
 自分と同じようにふるまうものしか目に入らないのだ.
 
 内緒にするほどのことではない.
 見切ったからと言って実行できるかどうかは本人の力量によるのだから.
 ---
 余談
 娘さんよく聞けよ♪ という歌があるが
 あなたを守りにきたものがかえって納得してしまうことだって
 なくはないので気をつけないといけませんよ。
 あなたのお母さんなのだから同じ性格なのだから。