私の日記

私の日記(wata94’s diary)

久しぶりに大きな子のコーチ

 今晩は。御訪問有難う御座います。
 寒さやややわらぐ夜です。
 
 久しぶりに大きな子をコーチしたので記録しておきます。
 
 こころの準備なしでコーチを引き受けました。
 予想通り大人と変わらぬ成長しきった子どもでした。
 にもかかわらず
 何の準備もしていないとう無防備さです。
 
 戸惑いましたが平静を装い最小限の準備をしました。
 大きな子どもに最小限のものをあずけ
 残りの用意をすることにしました。
 
 その間にわたしは呼吸を整えながら全体像をあたまに描きました。
 本番にのぞんであることが気になり本人に確認したものかどうか
 気まずいスタートになってもいけません。
 自分自身でたしかめることにしました。
 
 慎重に確認作業をすすめます。
 まちがいないだろうという確証をつかみました。
 責任重大です。
 やんわりと本人に確認するとあっさり認めるのでした。
 
 もっとはやいうちに出会えていればと思いつつ
 なすがままの大きな子どもに
 てほどきを始めると驚きと喜びの入り混じった
 よい表情を浮かべたので救われました。
 
 成長しきった子どものことゆえ
 指導のなりゆきは筆舌に尽くせません。
 すべてが完了したときにはいつもの倍の時間が経過しており
 魂を抜かれたような状態になってしまいました。
 
 放心状態で大きな子どもを見送った後
 おもむろに外に出るとまだ子どもがたっていました。
 待っていたようです。
 気が引けて声がかけられないのが常のわたしでしたが
 自然に話しかけました。
 子どもはどうしても話がしたかったようです。
 誰かに聞いてもらいたかったことを
 わたしが初めてきいてしまってよかったのでしょうか。
 ほんのりと赤らんだ顔はもう子どものものではありませんでした。
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 良い仕事はしばしば絶不調のときに完成するものです。