私の日記

私の日記(wata94’s diary)

つぼみにこそ

 お早う御座います。ご訪問有難う御座います。
 ちかごろの若者にはかんしんさせられます。
 
 としのはじめにやるきまんまんです。
 わたしのとりこしぐろうなんでしたでしょう。
 
 まさにこれからという新人は積極的にコーチの品定めをする時代です。
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 かま「おにわにはこぶりできれいな花が咲いておりまするなあ」
 きふじん「それほどでもないわ」
 かま「それほどでござるか。ならばいたしかたありませぬ」
 きふじん「さっさとたちさりなさい」
 かま「わかりもうした。それがしはさいたはなにはきょうみがござらぬ」
 それを聞いた若い女性がからからと笑いました。
 わかじょ「やはりそなたはかわりものであったか」
 かま「そのこぶりのはなたちはすでに咲いておいでであったのでござろう」
 わかじょ「咲いておったからこそこのにわにふさわしいのじゃ」
 かま「そのとおりでござる。さいたはなはすでにさいておるのですからのう」
 わかじょ「なにがいいたいのじゃ」
 かま「それがしはつぼみをこのみまする。やがてだいりんのはなをさかせるさまを
 そうぞうするのをなによりのたのしみとしておりまする」
 わかじょ「ははは。そんなものにはえんがないわ」
 そのとききふじんは真っ赤な顔で大きな声をされました。
 きふじん「そちにつぼみのよしあしがみわけられるとでももうすのか」
 かま「そんなだいそれたものではござりませぬ。ただかんじるのみでござりまする」
 きふじん「かんじる? そんなたよりないものでことがなせるとでもおもうのか」
 かま「そんなことでおよろしいのですかな」
 
 きがむけばつづく