私の日記

私の日記(wata94’s diary)

むちをふりかざす

 お早う御座います。ご訪問有難う御座います。
 あなたにとっての理想の土地はどちらでしょうか。
 古い奴だとお思いでしょうか。
 
 ---武者修行のつづき
 そこには黒装束の仮面をされた貴婦人がものすごいぎょうそうでむちを
 ふりかざしておられるのでありました。
 かま「では。おこたえねがいたい。がくもんとはなにでござるか」
 きふじん「しれたこと」
 かま「もったいをつけずにおおしえねがいたい」
 きふじん「そのこたえをじぶんでみいだすのががくもんじゃ」
 そのときわたしはむちでしたたかにうちのめされたのでした。
 うたれるままになっているわたしにきふじんはおっしゃった。
 きふじん「さあどうする」
 そばにいたわかいじょせいはいたたまれなくなったようすでかおを
あからめたままだまっておいでであった。
 きふじん「さあどうする」
 わたしはくるしまぎれにわらをもつかむおもいでいった。
 かま「ふるきものをあつめてあたらしきものをつくりだすのでござろうか」
 それをみみにしたせつなきふじんはめをみひらかれました。
 わかじょ「おやくそくでござる」
 きふじん「このものほおっておいてはわざわいのたねをおとすことになる。
 かとゆうてあたりまえにいれたのではおもしろうない。どうしてくりょうか」
 貴婦人はふてきなわらいをうかべておられるのでありました。
 
 きがむけばつづく