私の日記

私の日記(wata94’s diary)

朝の蜘蛛は

テレビが普及し始めた頃のプロレスに
人々の心を鷲づかみにしていたらしい。

地味なヒーローがちからでまさる悪役に徹底的に打ちのめされる。
(かのように見える)
ときには二人がかりでよってたかっていたぶったりする。
(悪者はつるむというステレオタイプのようだ)
レフリーは何をしている。
見ている人はヒーローに
「なぜやりかえさないの」
と涙ぐんで声援を送り続ける。

その伝統は漫画のヒーローにも受け継がれている。
鉄腕アトム星飛雄馬北島マヤアンパンマン
彼(女)らはみんなやりかえさないのではない。
それを意識するゆとりがないほど集中している。
ひとつのことから次々とアイデアを練りそれを接着剤にして
知識の糸をはりめぐらせ求めるものがひっかかってくるのを
いつまでも待ち続けているのである。
待っている間にも糸はどんどん広がり続ける。