こうかくとはこうかくのか

せまい家の中で家族が喧嘩を始めるとまったく作業にならない。
うるさいせいもあるが内容を聞いていると聞くに堪えない。
矛盾するが。

しかたないので心理学に関する軽い読み物を手に取った。
そこには親子の心理学なる章が設定されていた。
読んでみるといろいろ興味をそそられることが書いてある。
売るための本だから当然だろうけれども。

要するに近すぎる関係というのは定期的に互いの
不満をぶちまけあわないと共存などできないということを
説明しているのだろうかと感じた。

子どもは片方の親がもう一方の親の悪口を言ったのが
どうにも我慢ならなかったようである。
やさしいなあ。でも君はしょっちゅうわたしを毒づくような発言をくりかえしているね。
心の底が見えてわたしは大変うれしい。
もうひとりの親は子どもが逆らう原因はわたしにあると主張しているようだ。
だからそれはわたしの悪口になっているわけだ。
ふだんそんなこともいえないで辛抱しつづけていたんだね。
言っていることは正しいことばかりです。
その中のいくつかは前向きに善処するから。
明日から態度で示すからね。

そろそろ声が枯れてきている。
仲裁に行こう。
その前に深呼吸。絶対に口角を上げないように。